心療内科の治療の流れ

実際の診療の前に電話などで症状を聞かれる可能性がある

心療内科に行くと、どのような流れで治療が行われることになるのでしょうか。まず、初診時ですが予約を取る際に具体的な症状を電話でいろいろ聞かれるかもしれません。というのは、精神科医によっては「その症状は私の専門ではなく、他にもっといい病院がある」と、別の病院を紹介されることがあるからです。
予約を取って病院へ行くと、今度は具体的な症状、その症状が発生した時期、心当たりになるような原因を用紙に記載します。これはすべての心療内科で行われるとは限りませんが、いきなり医師が患者と対面してあれこれと聞いてくるのではなく、まず医師の方が患者の知識をある程度得てから実際に診療を始めるという形になることが多いです。

薬による治療がメインになりやすい

初診時のカウンセリングは時間をかなり取って行われます。どれだけ人に言いにくいような症状や悩みであっても、信頼してすべて伝えるようにしましょう。医師は初診時のカウンセリングを元に処方する薬を決めます。症状にもよりますが、数日分出されることが多い風邪薬と違い、抗不安薬などを一ヶ月分ぐらい出してくるかもしれません。そういう点では、基本的に薬による治療が進められ、通院による治療はそれほどメインではないといえるでしょう。
ただ、患者の方から薬による治療だけではなく、カウンセリングの治療もしてほしいと希望した場合はこの限りではありません。心理療法士と頻繁に会い、話をしていく治療もメインになっていくでしょう。